今日から10月。

 

5月11日から始まった長良川鵜飼も、今月15日で終わりを迎える。

 

3月に結婚して7ヶ月になる。

 

誰かと一緒に生きていくということ。

今思い返しても、あのタイミングで主人と結婚したこと、間違いじゃなかったと心から思うけど

想像を遥かに超えて理解しないといけないこと、大変なこと、多かった。

 

シーズン中は夜にしか帰らない。

22:30ごろに帰ってきて、家のことをやってくれる主人には、本当に感謝してる。

寂しいと泣いた日も1度や2度じゃない。

主人にとっては分かりきってたことなのかもしれない。

それでも私にとっては、最終的に「しょうがない」で飲み込むしかないことに、苦しんだこともあった。

 

義両親から、勉強のために行ってこいといわれた歴史博物館の特別展示で、思っていた以上の奥の深さを知り、もっと勉強したいと思った。

本やネットを読み始めてまだわずかだけど、すごいところに嫁いでしまったと思った。

 

これから先、旅行にいくこともできない。

子供ができても、普通の家庭と同じように生活させてあげることができないのかもしれない。

いつかは、あの義実家で生活しないといけない。

考えれば考えるほど、未知の世界への不安が積もっていく。

 

結婚する前、家を出て生活したい、同棲したいと言われ、結婚を決めた。

実際に一緒に暮らしてみると、全く帰ってこない主人に、どういうつもりで家を出て生活したいと言ったのか聞いたことがある。

すると、「その考えが間違っていた。家を離れることはできない。」と

はっきり言われたことがある。

 

仕事のことだけでなく、なぜか姉の子供の面倒を見たり、保育園の送り迎えしたり、寝かしつけして帰ってきたり

それで帰宅が23時になって疲れて帰ってきてすぐに寝ちゃって、私との会話なんてほとんどなくて。

は?って思うこともあるけど、それは全部義実家に入らずアパートに住む選択をしている私自身のせいであって。

主人が私を家族だと思っているかは分からないけど、そんな結婚生活をひとまず送っている。

 

きっと新婚旅行には行けないし、いつ今の仕事をやめて家に入れと言われるかわからないけど、

今目の前にある生活を楽しんでいきたいと思う。

結婚しても自由に実家に帰れるのも、友達との時間を変わらず取れるのも

この環境だからこそだと思って

多少の「しょうがない」を少しずつ飲み込んで生活していこうと思う。

明日、人事課長に会う。

 

営農指導をするようになってから、しんどい日々が長かった。

自分が何に対してしんどさを感じていたのか、ずっとわからなかった

思い切って仕事を辞める決意をして空っぽにして考えて直した時、少しずつ答えが見えて来たような気がした。

 

私は、新しい環境を何度も経験して来て、適応していく力や学んでいく姿勢は絶やさずにもってきたと思っている。

それでも、この1年、営農指導をやってきて、どうしても慣れることができなかったのは

知識も経験も全くない状態で、現場に飛び込まされて来たからだと思う。

確かに、いくら説明しても、実際に体験したり、自分の目で見て、感じて、習得していくことがいかに大切かは、よくわかる。

だからその考えを否定しようとは思わないし、私がその環境に、その考えに、適応できなかった、というのが結論だと思う。

だけど、私にとって、何の説明もなく調査に行ったり、よくわからない会議に出たり、よくわからない営農組合のところに行って、よくわからない話しを聞いて、よくわからない案内の配布に行くことは、何回も飛び降りろと言われているのと同じ感覚だった。

いつしか、よくわからない指示をされることが怖く、よくわからないまま過ぎていく時間を過ごすために出勤するとこさえ怖くなってしまった。

それでも学ぶ姿勢は絶やしてはいけないと思っていたし、よくわからないなりに適応していこうと努力してきた、はずだった。

だけど、「目的」のよくわからない指示を、どうしたらいいのか「方法」も分からず、頼る人もいない。

そういう日々を過ごしていくうちに、朝、めまいや吐き気で起き上がれなかったり、手が震えてしまうことが増えた。

もちろん、こんな私でも受け入れてくれる方も見えたし、女性だから話しやすかった、頼りやすかったと言ってくださる方が見えたり、新しい知識を身につけて、理解して、農薬や肥料の相談に乗れるようになれたことは、とても嬉しかった。けど、そういう喜びを超えて、この仕事をやり続けること自体が怖くなってしまった。

1年の中でずっとそう感じていたわけではなくて、頑張れるかもしれないと思ったときもあったし、頑張るための手段を考えたこともあったけど、精神的に追いつけなくなってしまった。

 

そんな中、「俺にしか見えない景色がある」と豪語する先輩の話を聞いた。

自分のために、どうしたら仕事が円滑に回るか考えて意見を言う。

周りにどう思われようと信念を貫く姿に、いつしかかつて自分が大切にしていたことを思い出した。

できる人にシワがよるし、やるひとがその分だけ損をする世界だと思う。

口を出せば、全部押し付けられる。そういうことが全部嫌になって、違うんじゃないか、と思っても、口に出さないようになったし、みんな事勿れ主義だから、何も言わない方が楽だから、そうやって過ごして来た。

けど、どこか心の中で、やりづらさを感じている自分がいて、

自分を見失っていたことに気づいた。

 

これから先、今の状態が続くなら、営農指導として仕事を続けていくことはできない。

新しい環境で新しい仕事をすることもできない。

自分にとって最善の選択がなにか、なんて、選択してみないとわからないと思うけど

どうか、いまより生きやすい世界で、自分の力を思う存分発揮できる場所に行けますように。

クリスマス

 

人生で初めて、ホテルの最上階レストランで食事した

ドレスコードをしていつもより気合いの入ったメイクとヘアアレンジをして

かなり浮かれてた。自分でもわかるくらいとっても浮かれてた

 

仕事を辞める。

たった、たった3年しか頑張れなかった

一生懸命やってきたつもりだった

周りをみて行動して、自分の行動が自分以外の誰かのためになればいいなと思って

一生懸命頑張りすぎた。一生懸命頑張ることしか出来なかった。

手を抜いたり適当に生きることができなかった

 

正職を手放すことはとても怖い。借金もあるし、生きていく上で支払うものはなくならない。

自分の地位も名誉も存在価値も、仕事が全てじゃないけど、今のわたしには、仕事を辞めるってことはそういうものを全部手放すことと全て一緒だった。

それでも仕事を辞める決心がついたのは、そういうもの全部捨てて、からっぽになっても、守って行ってくれるひとがいるってわかったから。自分がやりたいこと、心から楽しめること以外は、なにも気にしなくていいよって言ってもらえたから。

自分のことは自分でしかどうにもできないし、親でも彼氏でも、結局は自分のことは自分でしか守れない。それはずっとわかってたことだし、散々痛感してきたし、わかってる。頭では理解してる。

だけど、私はやっぱり1人では生きていけない。そういう人間。他力本願でしか生きていけない。

この人に、私の人生を託してもいいかなと思えた。

と同時に、今よりもっと過酷かもしれない環境に飛び込む覚悟はできていた。

 

春になったら一緒に住もうって話して、結婚、どれくらい本気で考えてるのか不安になって

もしかしたら、プロポーズされるかもって期待して

勝手にこの先のビジョンを妄想して期待して

それでプロポーズされなかったから凹むって、めちゃくちゃ勝手。

わかってる。全部わがままだってわかってる、わかってるけど

あと2年。あと2年は、結婚するつもり、ないって

 

聞いたら

 

やっぱり自分の人生は、自分でしかどうにかできないって改めて思った。

 

また正社で働くのめちゃくちゃ怖いけど

生きていくために必要な選択だと思った

 

自分の好きなことだけやって

好きなことだけやって

生きていっていいなら

それ以上のことはない。

今持ってるもの全部捨てて、

「なにが」ってわかんないけど、漠然と守ってくれるって思ったから

仕事やめて、新しい人生歩んでみようって決心した

それは全然後悔してない

 

現実を見て、人生restartさせるには、

また、正社員として頑張れる場所を探してくことが

最善の選択。

 

これが、私が出した答え。

人生、どうしたらいいのか、わからない。

 

現状に満足してないなら、自分から環境を変えていかないといけない。

どれだけ辛くても、自分のことは自分でしかどうにか出来ない。

この3年、いや、24年、嫌になるくらい痛感してきたのに、逃げ方がわからない。自分がどうしたいのか、自分がどうしたらいいのか、自分が一番わからない。

 

嫌ならやめたらいいし、異動したいですって言えばいいのに

なんで言えないんだろう

 

少しでも期待してもらって、今この場所に立ってるってわかってる。

1000人近くいる職員の中で、名前を覚えてもらえたり、期待してもらえていること、嬉しくないわけじゃない、

今までの築きが無駄じゃなかったんだって

だけど、期待されればされるほど逃げ場がなくなって、どんどん息苦しくなっていくのがわかる

 

もう、はやく逃げ出したい

はやく楽に、息が吸えるようになりたい

 

何のために、誰のために、毎日出勤して、毎日外に出て、生きているのか、わからなくなる。

 

もうすぐ25歳になる。

この一瞬を無駄にしたくないし、あのときもっとはやく逃げ出してたらって、思いたくないんだよね

 

 

告白をされて1週間

 

よく結婚する瞬間って直感っていうけど、彼に出会ってその感覚が少しわかった気がする

今までの恋愛は、今までこうだったから、とか、こういう辛い思いをしてきたから、とか、

その人の魅力とかその人のいいところを好きになって付き合ってこなかった気がする

今までの恋愛から、学んで、また同じことの繰り返しにならないように対策していくことは悪いことではないとは思う

だけどそればっかり考えて、相手をしっかり見れてないと、同じことの繰り返しになるんじゃないのかな、と思った

 

正直、ひとつの恋愛が終わって、次に進めたらいいなと思えた瞬間の出来事で、人生ってほんとにタイミングでできているんだなと思った

彼との関係を進めていくかゆっくり考えようと思ったけれど、考えるということ自体に違和感を感じた

考えて、彼と付き合わないという選択肢はあるのか?それはないな、と思った

 

いつも、自分が考えて、自分が気を遣って、自分が想って、ばかりだったような気がする

こんなにも誰かが自分のことを考えてくれて、自分のことを気遣ってくれることが、嬉しいことなんだな、と思えた

自分のことを大切にしてくれる人といっしょにいたい、そう思って次に進む決心をして、

今までたくさん傷ついてきたし、辛い思いもしてきたけど、そういう経験があったから、こんなにも素敵な人に出会えたんだなと、思った

 

これからどんな人生が待ってるかはわからないし、きっと、今より大変なこと、たくさんあると思うけど、この人と一緒なら乗り越えていける

 

 

伝統的な仕事

”跡取り“という、特別な立場

他の第三者がどうやって言うかはわからないけど、私は、たくさんの人を感動させられる素敵な仕事、だと思う

伝統を守っていくというのは、とっても責任のある大変なこと。

私の人生、いろんな仕事や活動をしてきたけど、いつも思うのは、私が起こした行動や、やった仕事が、誰かのためになって、誰かの気持ちが少しでも明るくなれればいいな、ということ

たくさんのことに興味を持って、刺激を受けたい。

その為に、勉強しにいった

 

誰にでもできるわけではないというように、毎日が仕事で、簡単には休めない、やめられない、向き合っていかないといけない

例えば嫌なことがあっても、失敗して凹んでも、また次の日には同じように始まる

とっても精神力のいる仕事

 

自然と共にある生活

たくさん雨が降れば、川の水が増えれば、大事な道具を守っていくために見守らないといけない

 

私がちょっとつらいから、弱音を吐いたり、仕事が中途半端になっていることが、とても甘えているように感じた

 

彼は自分では言わないけど、きっととても誇りと責任を持って向き合っているんだろうなと感じる

すこしでも支えになりたいな、と思う

 

もうすぐ夏が終わる

川沿いは風が冷たくて気持ちがいい

 

また明日から、新しい1週間が始まる

 

理不尽なことが多い世の中

納得できないことも、理解できないこともたくさんある

 

だけど、そこにまっすぐ向き合いすぎるんじゃなくて、

そういう気持ちを乗り越えいくためにどうやって行動したらいいかを考えたいと思う

 

こうやって1人でゆっくり考える時間もとっても大切

 

今がとっても幸せだから、自分でその幸せを手放してしまわないように、、

穏やかに生活していけたらな

 

新しい出会いが欲しくて始めたアプリで最初に電話した相手が、偶然にも中学の同級生だった

 

当時はお互い話したこともなくて、私は認識してるくらいで、どんなひとなのかも全然知らなかった

 

だけど、ひとに気遣いができて、包容力がある素敵な方だと思った。

 

私の話を真剣に聴いてくれるし、なにより言葉が丁寧で。

 

バンドが好き、カフェが好き、ってところが同じで、彼はミセスが好きっていうから、毎朝ミセスを聴いて通勤した。

 

7月中旬に会ったけど、週末にしか休みがない私と不定休の彼と、会えたのは、8月の中旬。

 

とっても待ち遠しかった。

けど、会えるまでの時間、ものすごくわくわくもした。

 

初めて会った日。

雨が降ってた。

近くの公園まで迎えにきてくれた。

「雨降ってるから、着いたら連絡するからそれから家出てきて!」

そんなこと、はじめて言われた

 

会うやいなや、すっごい目を合わせて話してくれる彼。

ドキドキした。

 

カフェに行った

 

少し遠かった。

彼は全然遠くなかったって言った

私に気を遣わないように言ってくれたのかな

 

順番待ちの名簿に、名前を書いてくれた

嬉しかった

 

どっちの席に座るか、聞いてくれた

 

彼はハンカチを持ち歩く男性だった

素敵だと思った

 

好きなカフェの話、今の仕事の話、いろいろした。緊張もした。

 

次のデートに誘ってくれた

うれしかった

 

スヌーピーショップがあるからと、少し遠いのに、ショッピングモールに連れてってくれた

 

手を繋いだ

どきどきした

 

除菌ティッシュを持ち歩く男性だった

素敵だと思った

 

15時には帰らなきゃ

 

帰りの駐車場

帰りたくないな、と思った

ちょっと遠回りしたら?と言った

 

キスされた

嬉しかった

 

「そういうひと?」と言ってしまった

 

はじめて会った人とデートして、楽しかったら、簡単にキスするのかな?とおもったから

 

そのあと、彼女になってほしいみたいなことを言われた。

動揺しすぎて、なんて言われたか忘れちゃった

 

正直、私にそんな魅力があると自分では思えない。

ひとつの恋愛が終わって、自分の悪かったところをたくさん確認させられて、

今日のデートは、次のデートの約束ができたらいいな、くらいの気持ちだった。

まさか、そんな気持ちでいてくれてるなんて思ってなかった

 

 人への思いやりってすごく大事

けど、思いやりすぎて、バランスが崩れると、なんで自分ばっかり、我慢しなきゃ、やってあげなきゃ、いけないんだろうって思ってしまう

 

相手の好きなこととか、やりたいこと、興味のあることを、尊重してあげれなかった

 

自分が好きでやってるのに、そこに見返りを求めちゃダメだと思えば思うほど、なんで?って思ってしまってた

この関係は、2人で出来上がってるものってことを、忘れてしまってた

 

納得いかない時、傷ついた時、感情的にならずに、優しく伝えればよかった

 

正直、また同じことを繰り返すことがすごく怖い。また、捨てられて、辛い思いするのは、耐えれないって思ってしまう

 

けど、結婚できるかも、と思えるくらい、とっても心優しい方。

 

全部全部、前向きに考えようと思う。

今まで学んだ、私の悪かったところを、見つめなおして、今度は同じように傷つけてしまわないように、私自身が、傷つかないように。

2年、決して、たった2年、とは言えない期間だった。

 

今までうまく行っていたと思っていたのが嘘だったように、崩れ落ちたらあっという間だった

 

「自然消滅」とかいう最悪な終わり方

 

最後まで向き合ってはくれなかった

 

ものすごく泣いたし、ものすごく辛かった

別れたくなかったし離れたくなかった

この気持ちを、振り払うのに、時間はかかったけど

わたしはやっぱりしっかり自分のことを考えてくれる人と一緒にいたいと思う

 

長良川沿いを走る

 

川の空気が気持ちよくて

西から降り注ぐ夕陽がわたしを包み込んでくれるようだった

心に空いた穴を埋めるように、走った

 

決まって男がいなくなるとさみしくなって

近くの男に頼ってしまうわたしの悪い癖

何かが起こる前に振り払わないといけない

近くで不倫だの浮気だの揉めているのもその警告なのかもしれない

 

出逢いを求めて始めたアプリで運命的な出会いがあった

 

週末のデートにわくわくしてる自分がいる

 

別れても大丈夫じゃん

 

むしろ、離れてよかった

離れなかったらわからなかったことがたくさんあった

離れようとしなければ、まつエクもネイルも手を出さなかったし、自分のために努力することもなかったと思う

 

仕事のこと。

新しい環境続きで心が折れそうになっていた

理想と現実はやっぱり違う

思い描いていた通りにはやっぱりならないんだよね

だけど、今いる場所で、人並みに努力して、人並み以上に勉強して、前向きに進んでいけば、きっと居場所は作れると思う

すぐに変わっていくことは無理だし、少しずつしか変わっていかないと思うけど、その環境にしっかり適応して前を向いて頑張りたいと思う

 

しんどいのも、きついのも、事実だけど

その事実ばっかり見て、ネガティブなことばかり言ってても、絶対良い方向には進んでいかないと思う

自分でこういうメンタルに持っていけてよかったなと思う

 

自分の仕事に誇りを持つこと、自分が心から楽しいと思えることがあること、自分の幸せを自分で作っていけるかどうか

この2ヶ月でたくさん思い知った。

教えてくれて、ありがとう

次のステップに進もうと思う

 

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